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事務所案内

【名称】
  東はりま総合法務
 行政書士寺下賢志事務所
【所在地】
  〒675-0017 兵庫県加古川市
  野口町良野1711-303
【営業時間】
   月曜日〜金曜日 朝 9:00 〜 夜 6:00
【営業地域】
  兵庫県内全域
  特に、神戸市、明石市、加古川市、高
  砂市、姫路市、など神戸以西の播磨地
  域
→詳細な連絡先はこちら

非営利活動に対する私の思い

 
  私が行政書士事務所を開業したのは1997年(平成9年)で、あの阪神淡路大震災から2年が経過した頃でした。震災を機に、神戸・阪神地区には多くのボランティア団体が生まれ、様々な支援活動が行われるようになりましたが、私はその中で日常の困り事の相談にのる「生活相談員」として参加させていただきました。これが、私がNPOをはじめとする非営利団体とお付き合いをさせて頂くこととなったきっかけです。
  私は、この相談活動を通して非常に多くのことを学ぶことができ、今の仕事の基礎を身につけることができた、と言っても過言ではありません。当時お世話になったいくつかの非営利団体とは、今でもお付き合いがあります。残念ながら、本業が忙しくなるにつれて相談会への参加は減ってきてはいますが、それでも折を見ては相談員として座らせて頂いております。

  私がこのような相談会を通していつも実感するのは、行政では小回りがきかず細かいところに手が届かない、かといって民間企業では採算が取れないので誰も手をつけない、しかしながらそこには助けを求め支援を必要としている人たちが間違いなく存在する、と言うことです。NPOをはじめとする非営利団体は、そんな人たちにボランティア精神で手をさしのべる、そういう活動をされています。そしてこの非営利団体が果たす役割は、今後ますますその重要性を増すことは間違いありません。

   ところが昨今、「コンプライアンス(法令遵守)」「ガバナンス(自己統治)」等の言葉ばかりが独り歩きをし、どうも活動に対するシバリがきつくなってきているような気がしてなりません。もちろん、法律家としてこれらがいかに大事かということは、重々承知しております。が、ことある毎に役所への「報告」「届出」が必要となり、そして監査が来ればあれこれと突っ込まれ、「指導」と言う名のお叱りを受けることも。このようなことをあまり厳しくしますと、対「行政」の仕事ばかりが増えて、本来の非営利活動に支障を来たすおそれもあるのではないでしょうか。そうなると「一体どちらを向いて仕事しているのか?」ということにもなりかねません。

   特に、非営利活動に携わっている皆さんは、「法律や制度うんぬんよりも、まず先に目の前の困っている人を助けたい」という気持ち先行で行動される方が多いです。私は、皆さんのこのような気持ちを何より大事にしたいと思っています。そこで、行政書士である私としては、どちらかというと皆さんが苦手にされている「法律や制度うんぬん」の部分の負担をできるだけ軽くすることで、お役に立てるのではないかと考えています。
  複雑で面倒な役所の手続は専門家にお任せ頂いて、一人でも多くの人に支援の手が届くよう、本来の非営利活動に専念して頂けることを切に願っております。

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